マラソン大会本番ではランシャツ・ランパンといった薄着が定番。
とても寒そうに見えますが、息が上がるほどのペースで走り抜けるためユニホームでもあまり寒さを感じていません。
その通り！
プロのマラソンランナーでも練習のときは長ズボンを着用して暖かい服装で走っています。
ウォーミングアップは身体を暖める目的で行います。ウォーミングアップでは暖かい長ズボンを履いておき、本練習では走りやすいタイツや短パンに着替えるという方法が一般的です。
長ズボンといっても生地の素材や厚さ・生地の組み合わせによって防寒機能はさまざま。
ジャージとウィンドブレーカーでは防寒機能がまったく異なります。
気温や用途に応じて長ズボンを準備して、快適に走れるよう準備をしておきましょう！
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練習に最適！長ズボンの素材・生地
長ズボンは大きく分けてジャージ素材とウィンドブレーカー素材があります。
どのシーンで使用するのかを想定してズボンの素材を選ぶようにしましょう。
- 真冬の極寒で着用？
- 春・秋のあたたかいシーズンで使う？
- マラソンのウォーミングアップ？
- 東北の寒い地域？
- 九州の暖かい地域？
ジャージ素材の特徴
ジャージ素材はある程度の厚みがあり、肌触りが良いことが特徴です。冬場の部屋着としても最適。
着心地は最高なのですが、その一方で風を通しやすいので強風や気温の低い日は防寒機能がイマイチ。寒いシーンではジャージの上に風を通さないウィンドブレーカーを履いてもOKです。
ジャージ素材とは…
メリヤス編みのニット素材の総称。体操服やユニホームによく用いられる。イギリスのジャージー島で作られたことが語源となっている。肌触りが良く、着心地が快適なことが特徴。
洗濯をすると型崩れしやすいため手洗いするか、洗濯機では弱い水流に設定することがおすすめ。
ウインドブレーカー素材の特徴
ウィンドブレーカーはその名の通り「風を通さないこと」を特徴にした素材です。
屋外の寒いシーンでは大活躍してくれるので、必ず1着は持っておきたいズボンです。
ウィンドブレーカー素材とは…
石油を原料としているナイロンやポリエステルを使用。しわになりにくい素材なので、洗濯をしても型くずれしにくいことが特徴。撥水・防水加工がされたものは何度も洗濯すると防水機能が低下するので注意しよう。
さらにウィンドブレーカーには用途別に2種類あります。
- アウトドア用のウィンドブレーカー（防寒または軽量）
- ランニング用のウィンドブレーカー
アウトドア用ウィンドブレーカーは山間部の極寒部でも耐えられる防寒機能に特化した厚手タイプとリュックに収まるように軽量・小型のタイプがあります。
ランニング用ウィンドブレーカーは汗をかくことを前提に設計されているので、通気機能を重視しています。長時間履いていてもムレにくいことが特徴。
走るときにウインドブレーカーを履くなら、通気性に優れたランニング用がおすすめです。
トレーニングに最適！メンズ用長ズボン
▼ジャージ素材の長ズボン。厚みがあるので冬でも温かいです。有名メーカーではないですがその分だけ安価に手に入ります。
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▼こちらはウインドブレーカー素材の長ズボン。裏フリースなのでとても温かいです。
【6色】LEYTON HOUSE 裏フリースパンツ/ウインドブレーカーパンツ
▼裏起毛のウインドブレーカー。サイクリングにも使えるくらい防寒機能が高いウェアです。上下セットなのでこれだけあれば普段の練習ではもちろん、大会でも重宝します。
ランニング用 ウインドブレーカー上下セット【 反射ストリップ付き】
トレーニングに最適！女性用長ズボン
▼スウェット素材なので春・秋やジムでのトレーニングに最適。屋外で着る場合はこの上にウインドブレーカーを着るとさらに温かいです。
【4色】Froyland セットアップ レディース ジャージ上下セット
▼ウインドブレーカーの上下セット。裏地がメッシュ素材になっているので蒸れにくく快適に走れます。
UMBRO レディース フード付きウインドブレーカー上下セット 裏地メッシュ
マラソン本番で長ズボンは履かない理由
42.195㎞という長い距離を走るマラソンは道路を封鎖する交通規制もあることから朝8時～9時頃にスタートします。
そのため、朝から日中にかけて気温差が激しく、スタート時は寒かったけど20㎞を過ぎた頃には暑くなるという気温の変化はよくあります。
マラソン本番での服装は軽装にするか、暑くなったときに調整しやすい服装が基本になります。よって長ズボンが途中で脱ぐことができないためNG。
短パンもしくは『短パン＋タイツ』がベストな選択になります。
雪が降るくらい日中も気温が上がらない予報が出ていれば長ズボンを選択してもOK。
ただし、雨の予報が出ている場合では、長ズボンが濡れてしまい重くなるのでは短パンもしくは『短パン＋タイツ』を選択しておくと無難です。
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上半身は半そで+アームカバーがおすすめ
上半身は厚手の上着をきてしまうと、レース中盤で気温が上がってきた際に邪魔になってしまいます。完走を目指すレベルのランナーでも、よほど寒くなければ上着は着ません。
マラソン大会におすすめする服装は『半そでTシャツ+アームカバー』。
アームカバーは気温が上がって邪魔になった際には手首で束ねておけばOK。走りながら体温調節ができる便利なアイテムです。
▼シンプルでよく売れているタイプ。これ1本持っておけばどんな状況でも対応できる。
CW-X(シーダブリューエックス)アームカバー 吸汗速乾 UＶカット抗菌防臭 【男女兼用】
▼ザムストのロゴ入り。機能性を重視するならやっぱりザムスト。
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レースのスタート時は体が暖まっていないので、半そでTシャツ＋アームカバーだけでは寒いです。
そのため、スタート前は使い捨て雨カッパを着ておき、スタート後に体が暖まってきたら、コース上のゴミ箱に捨てればOKです。
スタート時は寒いので、晴れの予報でも雨カッパは絶対に持参しておきしょう！
▼買い忘れのないよう、まとめて購入しておこう。
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ランニングタイツは安いタイプでOK
スポーツ用品店に行くと、本当にいろんな種類のタイツが売られています。
数年前は1万円以上する機能性タイツが流行りましたが、最近は高額な機能性タイツを着用するランナーが少なくなりました。
機能性タイツはランニング時に軸がブレないように膝関節と股関節の動きを制限する機能が謳われています。
確かに走りのブレは少なくなるかもしれませんが、膝の曲げ伸ばしに抵抗が掛かるので逆に走りにくくなるのでは…という管理人の評価です。
タイツを履く目的は保温性だけで十分。大会本番で履くタイツは2,000～3,000円の安価なタイツでOK。
タイツは冬季の練習でもよく使うので3～4本持っておくとかなり重宝すること間違いなしです。
▼男性用タイツ。起毛タイプなので冬の屋外でも温かいです。
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▼女性用ならコレ。これだけでランニングができるお得な上下セット。もちろんタイツ付き。7色から選べるのでおしゃれしながら運動ができます。
【7色】Perkisboby スポーツウェア レディース 上下セット【4点】ランニング 吸汗速乾
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ふくらはぎだけのカーフタイツが現在のトレンド
最近では下半身をすべて覆うタイツではなく、ふくらはぎだけを覆うカーフタイツを着用するランナーが増えています。
保温性は脚すべてを覆うタイツに比べてやや劣りますが、タイツが膝関節に掛からないので脚の動きを邪魔しません。
カーフタイツはふくらはぎを圧迫することで血流の循環を促し、疲労の軽減や肉離れの予防効果が期待できます。
着脱も簡単なので、大会会場ですぐに着用できるのもgood。カーフタイツは練習でも使用できるので、ぜひ１つは持っておきたいアイテムです。
▼機能性抜群。もっとも売れているタイプならコレ！
【メンズ】CW-X ふくらはぎ用サポーター プレミアム 吸汗速乾
▼ロゴ入り。初心者にも使いやすいタイプ。
【メンズ】SKINS コンプレッション エッセンシャル カーフタイツ
▼女性用のシンプルなタイプ。
【女性用】SKINS コンプレッション エッセンシャル カーフタイツ
▼5色から選べるカラフルなタイプはコレ！
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マラソン本番での服装は厚着の上着や長ズボンは避けておきましょう。
薄手でも保温性が高いアームカバーやタイツがおすすめ。
ただし、雨天や明らかに気温が低い日では薄手のウィンドブレーカーを着てもOKです。
マラソン大会は台風や雷雨でない限り開催されるので、事前に天気予報を確認してどんな状況でも対応できるように準備しておきましょう。
突然の天候変化に備えて、いろいろなパターンのウェアを会場へ持っていければベストです。
