あなたは走っている途中に何を考えますか?
- 走り終わった後に何を食べようか?
- あと1㎞でゴール!あと少し頑張ろう!
- めっちゃ苦しい!ペースを落とそうかな…
- あの沿道にいる人、なんか見たことあるな…
走っている途中に考えることは人によって本当にさまざまです。どうせなら、苦しさを感じずに楽に走ることができる考え方がいいですよね。
マラソンや持久走は、メンタルと走り(パフォーマンス)の関係が直結するスポーツです。「もうダメだ…」と考えれば苦しくなるし、「まだいける!」と考えれば呼吸が楽になります。
この記事では、走っている途中の考えごとについて解説していきます。自分はメンタルが弱いな…と考えている方は参考にしてくださいね!
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【おすすめ】走っている途中に考えること

走っている途中に考えることのおすすめは
- 走ることにまったく関係のないこと
- 「あと少しでゴール!」系のポジティブなこと
この2つ。
マラソンや持久走のレース前半は、走ることにまったく関係のないことを考えましょう。マラソンは「ラスト5kmまでにいかに体力を残しておけるか」が大切です。余計なことを考えてしまうと頭も疲れてしまいます。思考力の体力も後半まで温存しておきましょう。
後半のレースの終盤に差し掛かったらあと少しでゴール系のポジティブなことを考えるようにしましょう。
【前半の考えごと】走ることにまったく関係のないこと
レース前半は「考えごとをしていたら、いつの間にかこんなに走っていた」という状況を目指します。
苦しい時間は長く感じてしまうもの。まったく違うことを考えて苦しさを感じないように走るのがコツです。
- 走り終わったら何食べようかな
- 明日の観光プラン考えとこっと。
- おっ!沿道のあの人、自分の好みだな。
- 景色めっちゃきれい!
- どっかに有名人いないかな…
- 来週の休みはどこへ行こうか…
マラソンや持久走が終わったあとにやることは定番ですね。とくに食べ物系はポジティブな気分になります。
沿道で応援している人や景色を見るのもおすすめ。よく通る道でも新しい発見があるかもしれません。
また、音楽プレイヤーで音楽を聴いていなくても、鼻歌や想像でお気に入りの一曲を再生するのもおすすめ。もちろん、テンションが上がるノリの良いポップな曲がいいですね。
【レース終盤の考えごと】あと少しでゴール系のポジティブなこと
レースの後半を過ぎて終盤に差し掛かってくると身体の疲労もピークに達してきます。
終盤では走ることについてポジティブな考えをもつようにすると疲労感なく、最後まで走り切ることができます。
- あと少しでゴール!がんばれ!
- このままのペースでいけば目標達成できるぞ。
- 前に走っているあの人だけは抜いてゴールしよう
- ここを頑張れば楽しい観光や食事が待っているぞ!
レースの終盤に差し掛かったら「ここだけ頑張れば、あとは楽しい・嬉しいことが待っている」という思考がおすすめです。
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【NG!】走っている途中に考えてはいけないこと

走っている途中に考えてはいけないことは1つだけ。
残っている距離についてです。
- まだ半分も走ってないのか…
- まだ10㎞も走らないといけない
- (折返しコースで)またこの距離を戻らないといけないのか。
- この坂道を上るの!?
残りの距離を考えた瞬間に足が重くなり、一気にネガティブな感情が生まれます。
残りの距離を考えてもいい場面はコースの90%以上を走った終盤の段階。10㎞ロードレースなら残り1㎞地点、フルマラソンなら残り4~5㎞地点です。
メンタルを強化するおすすめ書籍
金哲彦のマラソンメンタル強化メソッド【Kindle版あり】
▲トレーニング中やレースでのメンタルコントロールをわかりやすく解説。ケガへの向き合い方も解説されている良書。金哲彦氏の書籍は初心者にもわかりやすいのでおすすめ。
走って、悩んで、見つけたこと。【Kindle版あり】
▲日本のトップランナー大迫傑氏の著書。MGC・東京オリンピック出場までの悩みや葛藤、メンタルコントロールを紹介しています。走ることへのモチベーションを高めてくれる1冊です。
無敵のスポーツメンタル【Kindle版あり】
▲「練習以上の成果を、いかに本番で出せるか」について解説している書籍。メンタルトレーナーの加藤史子氏による書籍。誰でも簡単に結果を出せるよう、具体的に実践できる内容も数多く紹介されています。
【まとめ】レース中は常にポジティブシンキング
マラソンや持久走のレース中は、ネガティブなこと考えても1つも良いことはありません。
どうせ走らないといけないなら、楽しく走りたいですよね。
レース全般で自分の気持ちを切らさない自信や経験があるのなら、レースの戦略を中心にポジティブな考えをもって走りましょう。
走ることに慣れていない初心者は走ることに関係のないことを中心に考えて、「もう終わったのか!」ぐらいの感覚で走ることができればベストです。
