セカンドウインドとは、走り始めてから循環・呼吸が落ち着いてきたことで楽に走ることができる状態を指します。
無理のないペースであれば、終始セカンドウインドの状態で走り続けることができるので苦しさを感じることなく爽快にランニングを終えることができます。
苦しさを感じることがないので「明日もまた走ろう!」とモチベーションの維持にもなりますよね。
一方でいくら走り続けてもセカンドウインドが訪れず、終始苦しいランニングになることがあります。これは好調な状態なのか、それとも不調だから苦しいのか気になりますよね。
この記事ではセカンドウインドが来ない理由を解説していきます。

【夏・冬】気温によってセカンドウインドが来ない

夏場の気温が高い時期ではランニングのスタート時から心拍数や呼吸数が常に上がったままの状態になってしまい、いくら走っても苦しい状態が続くことがあります。
この場合は特に好調・不調でもないので気にしなくても大丈夫でです。朝・夕の涼しい時間帯を選んで快適に走ることをおすすめします。
逆に、冬場の寒すぎる時期ではどれだけ走っても体温が上がらずに苦しい状態が続くことがあります。最初は厚手の服装でまずは身体を温めてからペースを上げるようにしましょう。
気温によってウインドスプリントが来ない場合は自分でコントロールできない仕方のない理由なので、好調・不調どちらでもありません。特に気にしないでもOKです。

【好調】ウォーミングアップを十分に実施したから
ウォーミングアップを十分に行った状態であれば循環や呼吸はすでに走れる状態となっているため、セカンドウインドが来ないことがあります。
5km~10kmのロードレースではいきなりハイペースで入るのでセカンドスプリントを感じなくても構いません。むしろスタート時にデッドゾーンを感じるのであればウォーミングアップ不足。
ウォーミングアップではジョギングだけでなく、ウインドスプリント(流し)を入れることでいきなりスピードを上げても対応できる状態にしておくとよいでしょう。
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【不調】練習不足で走ること自体が苦しいから
ランニングが習慣になっていない初心者や完全休養日が続いてしまった場合では、走り始めから苦しく、セカンドウインドが来ない場合があります。
これは走る行為自体が苦しいので、どれだけ走っても苦しいという不調な状態です。
まずはランニングを継続して走ること自体に慣れることから始めてみましょう。
