コンビニや自動販売機で手軽に手に入るようになったエナジードリンク。
レッドブルやモンスターエナジーなど、元気になりたいときに愛飲している人も多いでしょう。その効果からマラソンのレース前に飲んでいるランナーもいるようです。
レッドブルやMONSTERはコンビニや自動販売機でもよく見かけますよね
エナジードリンクはメーカーや種類によって成分は異なりますが、マラソンに効果がありそうな主成分は3つあります。
- 糖質(ぶどう糖)
- ビタミン類
- カフェイン
マラソンのスタート前にエナジードリンクを飲んでパフォーマンスは上がるのでしょうか?

エナジードリンクで糖質補給できる
エナジードリンクの主成分のひとつが糖質(ぶどう糖)です。エナジードリンクはかなり甘いことからわかる通り、多くの糖質が含まれています。液体状なので素早く糖分を摂取できます。
レース前の糖質補給にもってこいかもしれませんが、オレンジジュースやゼリー飲料でも糖質補給はできるので、あえてエナジードリンクを飲む必要があるのかは疑問ですね。オレンジジュースは筋肉中にエネルギーが蓄積しやすくなるクエン酸も含まれているので、愛飲されているランナー非常に多いです。
エナジードリングは炭酸が含まれているため、飲みすぎると腹痛や横腹の差し込み痛がくる可能性もあります。糖分を摂りたいという目的であればオレンジジュースで十分でしょう。

カフェインで運動パフォーマンスが上がる!?
オーストラリアの研究によると、『運動前のカフェインの摂取によりスポーツの成績を2%から最大16%向上させるとの結論に至った』との研究結果が発表されています。
参考HP:Gigazine
効果が期待できるカフェインの量は体重1kgあたり3~6mg。体重が60kgの成人男性では約18~36mgのカフェイン摂取が必要となります。
ちなみに、レッドブル1缶(180ml)では79.92mgのカフェ員が含まれています。
MONSTERエナジー1缶(355ml)では142mgのカフェインが含まれています。
(レッドブルよりMONSTERの方がカフェインが多いのです。)
おおよそ、エナジードリンク1缶を飲んでしまえば、パフォーマンスの向上が期待できるカフェイン量には到達します。
長時間の運動となるマラソンではどこまでパフォーマンスが向上するのかは未知数ですが、非常に興味深い研究結果ですね。
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カフェインの利尿作用に注意

カフェインには利尿作用があります。マラソンでもっとも気をつけるべきことは脱水。レース当日に少しでも気温が上がると多くのランナーが脱水に近い症状でレース続行が難しくなるといったことも珍しくありません。
スタート前に大量のカフェインを摂取すると、利尿作用で脱水症状が起きやすくなるというリスクは十分に考えられます。
いくらカフェインで運動パフォーマンスが向上したとしても、走っている途中にトイレに行きたくなってしまえばタイムロスになるので、カフェインに頼る必要はないかもしれませんね。
【まとめ】エナジードリンクよりもオレンジジュースがおすすめ
エナジードリンクを飲むと元気になり、マラソンのパフォーマンスが向上する気がしますが、他の清涼飲料水やゼリー、補助食品を摂取した方が失敗するリスクは少ないと言えます。
どうしてもエナジードリンクを試したみたいのであれば、練習の段階でエナジードリンクを飲んでみて、走りに影響がないのか試飲してみるとよいでしょう。
スタート前や朝食に糖分摂取をするのであれば、やはり100%のオレンジジュースがおすすめ。
糖度が高く、筋肉にエネルギーが蓄積しやすくなるクエン酸も含まれています。コンビニでも簡単に手に入るので、ぜひ試してみてくださいね!
