初心者~中級者の市民ランナーは1日1回のランニングがほとんど。いわゆる1部練習です。
その一方、中学や高校、大学の陸上部は早朝と夕方に2部練習を行っている学校が多いです。
私も中学・高校は陸上部に所属。早朝に軽いランニング、授業終わりの夕方に本練習をしていました。
では市民ランナーも2部練習を取り入れた方が練習効率が良いのでしょうか?
2部練習は走行距離を大幅に伸ばすことができるため、走るための脚を作るには最適。
しかし日中に仕事がある市民ランナーは2部練習をすることでデメリットが多いのでおすすめしません。
【マラソントレーニング】2部練習のデメリット
早朝と夕方(夜)の1日2回ランニングをする2部練習は走る距離が伸びる一方で、練習量が増えることによるデメリットも理解しておきましょう!
2部練習を取り入れている学校の部活動と市民ランナーとは生活スタイルが異なります。1日の練習量が多い方が効率が良いとは限りません。
疲労が蓄積しやすい
学生は日中に授業を聞くだけなので疲労を回復させてから夕方の本練習をすることができます。(授業中に寝ることもできるので…笑)
市民ランナーは日中に仕事があります。仕事でも疲労は溜るので、朝練と仕事で疲れた身体のまま本練習をしても集中できません。
朝練をしてるのなら、普段よりも早起きをしているはず。さらに夕方に走るとなると睡眠時間の確保も難しくなります。
部活に集中できる学生と市民ランナーとでは生活スタイルや環境が異なります。よって市民ランナーに2部練習が疲労の負担が大きすぎるのです。
そもそも1週間の練習計画が確立していない
あなたは1週間もしくは1ヶ月の練習計画を考えていますか?
「今日はモチベーションが上がらないからランニングはやめておこう」練習を休んでしまう日はないですか?
そもそも計画に沿って練習ができていないのに2部練習をやっている場合ではありませんよね。
まずは1週間で構わないので練習計画を立てること。
そして練習計画に沿ってランニングが確実にできることを目指してみましょう。
タイムが停滞してきたら2部練習もあり。
計画通りに練習ができているのにレースタイムが停滞しているのなら2部練習を取り入れるのもOKです。
ただし、ちゃんと計画を立案して継続ができれば1部練習だけでもサブ3レベルには到達できます。
2部練習はサブ3を達成できるような上級者ランナーに限っては試してみるべきです。
2部練習を行う場合はそれぞれの練習目的をよく考えて実行してください。
- 朝練▶距離を伸ばして筋持久力を強化。
- 夕練▶インターバルでスピード強化
2部練習は毎日行うのではなく、ポイント練習の日だけ行ってもOKです。2部練習は大きな負荷が掛かる分、練習効果は高いので自分のレベルに合わせて実施みてくてください。