マラソンのレースで必要不可欠なのが給水です。
4~5時間も運動を続けるマラソンでは水分や栄養補給のためにこまめに給水を取りながらゴールを目指します。
あなたは走りながら紙コップを取って飲むという動作をしたことがありますか?
これが意外と難しい!初めてだと高い確率でむせて咳き込んでしまうでしょう。
(ちなみに私は何度が失敗したことがあります…)
この記事ではマラソン初心者の方に向けて給水の取りかたや飲み方、給水所でのマナーについて解説していきます。
給水を取るときは最初のテーブルを避ける
多くランナーが参加する大規模なマラソンでは1箇所の給水所にテーブルが4~5台ほど並べられています。
もちろん、混雑を避けるためですね。
どのランナーも早く給水と取りたいので1番目のテーブルはかなり混雑しています。
しかし、奥にある2番目以降のテーブルは意外と混雑していません。混雑した1番目のテーブルは紙コップの取り合いでトラブルになることもあります。
給水は1番目のテーブルをスルーして混雑していないテーブルから受け取ることが鉄則です!
おすすめ記事▶ランニング練習日記のつけ方。記録をつけてモチベーションUP!
紙コップは上から取る
普段、紙コップは横から握って取りますよね?
しかし、走りながら紙コップを横から取ろうとするとこれがけっこう難しい。
紙コップを強く握るとこぼれるし、取り損なう可能性も高いです。
給水では紙コップの上から端をつまむように取ってみましょう。
上から取ると紙コップが倒れることはほとんどありません。

給水所の多くは紙コップの半分程度しか水が入っていません。
紙コップをつまむように取っても指が濡れることはめったにないでしょう。(念のため、手袋は外した方が無難かも)
紙コップを受け取った後は流れに逆らわないように前へ進み、少しずつ給水所の逆側へ移動しましょう。その場でスピードを落として飲んだりすると後続のランナーに追突されて危険です。
おすすめ記事▶『毎日走る』と『1日置きに走る』ランニングでダイエット効果が高いのはどちら?
紙コップは飲み口を細くするとムセない
マラソンでの給水は基本的に走りながら飲みます。
レース後半は立ち止まって飲んでも仕方ないですが、まだスタミナが残っているレース前半で立ち止まってしまうと、一気にテンポが悪くなってしまいます。
レース前半ではなるべく走りながら給水を飲んだ方がよいでしょう。
走りながら上手に給水を飲むには、紙コップの飲み口の形状を細くしてから飲むとこぼれません。

そのままの形状で給水すると飲み口が広いので水が口からこぼれてしまいます。
こぼれた水が服や口元につき、けっこう不快です。スポーツドリンクならばかなりベタついてしまいます。さらに、水が気管に入りムセ込んでしまうと一気に体力を消耗してしまいます。
そうなってしまわないように紙コップは上から取ることを意識してみてくださいね!

走っていても紙コップはゴミ箱へ

プロのマラソンレースではランナーが給水のボトルを格好良く投げ捨てる場面をよく見ますよね。
マネをしたい気持ちもわかりますが紙コップはゴミ箱へ捨てるのがマナーです。
何千個にも及ぶ紙コップのゴミを回収されるスタッフの気持ちを考えてみましょう。どう考えても片付けが大変ですよね。
ゴミ箱に入らなくて引き返す必要はありませんが、せめて道路へ捨てることは避けましょう。もし、ゴミ箱を通りすぎて捨てそこなった場合はスタッフに渡すか、路肩でゴミが集められてる箇所に捨てるようにしよう。
こちらもおすすめ▶【マラソン完走を目指す】1kmのペース配分とは?
お礼ができるほどのゆとりを持とう
給水所のスタッフの多くは地元ボランティアの方々です。寒い中、何時間もランナーたちの到着を待って給水の準備をされています。
「ありがとう」
ぜひ、この一言を言えるランナーなりましょう!
ボランティアの方たちとの交流もマラソンの楽しみ方のひとつです。
【まとめ】マラソンの給水のとり方

給水について知って起きたい知識はこの3つ。
- 給水は2番目以降のテーブルから取る
- 紙コップの上から端をつまむように取る
- 紙コップは飲み口の形状をつぶして細くする
マラソンでは脱水状態にならないよう給水をこまめに取ることが完走への重要なポイントです。給水をマスターして完走を目指しましょう!
おすすめ記事▶ランニングのスキマ時間に読書ができる!おすすめオーディオブック8選
