ハーフマラソンは21kmの距離を走る種目。
上級者であれば90分以内、初心者でも120分もあれば完走できてしまいます。
ハーフマラソンは給水をとった方がいいのか微妙な距離ですよね。90分程度であれば給水をとらなくても走れてしまいます。
途中で給水を取るとわずかですが時間のロスにはなってしまいます。ハーフマラソンでは給水をとるべきなのでしょうか?
グリコーゲンの枯渇はあまり考えなくてOK
運動のエネルギーとなるグリコーゲン(糖質)は筋肉など体内組織に蓄えられています。単純計算ですが、このグリコーゲンは最大で2,000kcalほどしか体内に蓄えておくことができません。
フルマラソンでは完走するために約2,500kcalが必要となるため蓄えていたグリコーゲンだけでは枯渇します。
そこでレース中にゼリーやバナナ、スペシャルドリンクなどでグリコーゲンを補給していく必要があります。
一方、ハーフマラソンは完走したとしてもグリコーゲンの枯渇は起こらない場合がほとんど。ゼリーなどで補給しなくても走り切ることは可能です。
もちろん、計算上の話なので糖質の補給はもちろんしてもOKです。
あくまでも熟練したランナーに限定した理論なので、完走に90分以上かかるランナーはポーチにゼリーなど補食を入れておくことをおすすめします。
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ハーフマラソンでも水分とミネラルの補給は必要
ハーフマラソンではグリコーゲンの補給は必要ないという解説をしましたが、ハーフマラソンでも水分とミネラルの補給は摂取しておくことを強くおすすめします。
「完走までにどれくらいの時間がかかるか」にもよるのですが、初心者ランナーはハーフでも水分とミネラルは積極的に補給しておきましょう。
給水を取ると走りのテンポが悪くなることはありますが、脱水症状になることの方が深刻。
少なくとも5㎞ごと4回は給水をとっておくように心がけておきましょうね。
【まとめ】ハーフマラソンでも給水は必要
ハーフマラソンでは糖質の補給はそれほど重要ではありませんが、水分とミネラルは失われていくので特にスポーツドリンクの補給は必要です。
走り慣れている上級者ランナーは普段から20㎞以上のランニングは何度も行っているので、給水は自分の感覚で大丈夫。
しかし初心者ランナーは完走までに時間が掛かるのでハーフでも給水はとっておきましょう。
糖質補給のゼリーなども1~2個はポーチに入れておきましょう。給水所でもバナナなどの補食は準備されていますが、フルマラソンほど充実していない大会がほとんどなので注意が必要です。
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