この記事ではランニングマシンを活用するランニングトレーニングのメリット・デメリットを紹介していきます。
- ジムのランニングマシンってどうなの?
- 自宅でのランニングマシン導入を検討している
- 外で走ることに比べて違いはある?
このような疑問を感じているランナーはぜひこの記事を読んでランニングマシンのメリット・デメリットを知ってき、ランニングマシンでのトレーニングが自分に必要なのか考えてみましょう。
ランニングマシン(ルームランナー)のメリット
最新型のランニングマシンは機能が格段に向上しています。
マシンの機種によっては機能や最高速度にバラがあります。ランニングマシンのメリットを知っておくことで何で自分はマシンで練習するのか?という目的意識をしっかりと持つことができます。
天候に左右されずにトレーニングができる
ランニングは主に屋外で実施するので雨だとトレーニングがやりにくいですよね。びしょ濡れ覚悟で屋外ランニングをすることができますが…
- 雨だとモチベーションが上がらない
- 土や芝生は走れない
- 風邪を引いてしまうリスク
- 路面状況が悪いと転倒してしまう
このようなリスクがあります。
ランニングマシンの最大もメリットとも言っていいのが天候に左右されないことでしょう。
ランニングは1週間~1ヶ月単位で練習メニューの予定を立てておくことが大切になります。雨で1日練習ができないと、翌日以降の練習予定がズレ込んでしまいます。
どんな天候でも安定してトレーニングができるランニングマシンはマラソンやダイエットでの大きな味方になることは間違いないでしょう。
距離・時間・ペース・傾斜を細かく設定できる
ランニングマシンでな内蔵されたコンピュータにより距離・時間・ペースを細かく設定することができます。GPSウォッチを持っていなくても細かいデータを確認できるのはかなり便利。
一定のペースで半強制的に走ることになるので、ペース感覚を身につける練習にも大活躍します。
ランニングマシンの上位機種では傾斜角度を設定することで坂道トレーニングも実施できます。また、最高速度もかなり速いペースに設定できる機種もあるのでスピード練習も実施することができますね。
室内なので安全にトレーニングができる
屋外でのトレーニングでは安全性に問題があることがあります。
- 自動車・自転車などの接触事故
- 段差や縁石に引っかかって転倒
- 冬季では凍結した路面で滑ってしまう
- 人が少ない場所での防犯面でのリスク
ランニングは早朝や仕事が終わってからの夜間に実施するランナーが多いため、暗く視界の悪い中で走ることになります。
ランニングマシンは明るい照明の中で、ジムや自宅といった安全性の高い場所でランニングが可能です。
ランニングマシン(ルームランナー)のデリット
一見、ランニングマシンはメリットばかりだと思いきやデメリットもあります。
ランニングマシンは万能ではありません。屋外でのランニングとランニングマシンの両方を活用しながらトレーニングを進めていくことをおすすめします。
景色が同じなので飽きやすい
ランニングマシン最大のデメリットとも言っていいでしょう。屋外ランニングでは意外と時間や距離の経過が早く感じるのですが、ランニングマシンは本当に経過が遅く感じます。実際にランニングマシンを使ったことのあるランナーはこの経験をしたことがありますよね。
ランニングをしながらモニターで動画を見たり音楽を聴いたりすることはできますが、やっぱり景色が変わらないと飽きてしまいます。屋外で走る爽快感もあまり感じません。
たまにSNSでランニングマシンで42.195㎞を走った!!という強者を見かけますが、かなりの精神力をもったランナーなのでしょう…笑
特にランニングに慣れていない初心者は屋外ランニングと併用して走ることをおすすめします。
楽に走れてしまい負荷が掛けにくい
ランニングマシンは床が勝手に動くので屋外でランニングするよりもかなり楽です。実際、床を蹴らなくても走れてしまうので身体に掛かる負担が少ないです。
身体に掛かる負担が少ないということは故障にしくいというメリットに感じてしまいますが、トレーニングの原則は今の能力よりの負荷を掛けることにあります。
楽だということは、身体に負荷が掛かっていません。ペースを上げたり、傾斜を設定して負荷を高くする工夫が必要です。
ランニングフォームが崩れやすい
床が勝手に動くということはただジャンプを続けただけでも走ったことになります。
そのため、ジャンプに偏ったランニングフォームが身についてしまうという最悪のデメリットも考えられます。
一度身についたランニングフォームを改善することはなかなか難しいです。(ランニングフォームが崩れていることにも自身では気が付きません)
ダイエットが目的ならランニングフォームは気にしなくても大丈夫ですが、マラソンを目標にしているなら屋外ランニングも必ず併用してランニングフォームが崩れないように注意しておきましょう。
ランニングマシンはお金の負担が必要
ランニングマシンはジムに通う・個人で購入のどちらか。
いずれにせよ、お金の負担が発生することは避けることができません。屋外でランニングすれば無料で実施できるので、無料でできることをお金を掛けるのはなんか損をした気持ちになりますよね。
ちゃんと継続できるのならお金をかけてランニングマシンを活用しても問題ないですが、途中で止めてしまうようならお金の無駄になってしまいます。
自宅でスペースが必要。飽きたときに邪魔になる
ランニングマシンを自宅購入した場合ですが、自宅で設置するにはある程度のスペースが必要になります。マンションや集合住宅なら騒音対策も必要でしょう。
最悪なのはランニングマシンを購入したのに飽きて使わなくなったとき。
一時期に流行したぶら下がり健康器が今となっては物干し竿になっているという話は定番ですよね。笑。
本当に自分はランニングを継続するのかをよく考えて購入しましょう。
ランニングマシンは大迫傑選手も活用!
ランニングマシンでのトレーニングなんて意味がない!というランナーが一定数いるそうです。
結局はダイエット効果があるのか、マラソンでタイム短縮になったのかという結果が大事なので、どうやって練習するのかは個人の好みや考えで判断して良いと思います。
ただ、大迫傑選手のような一流のランナーでもランニングマシンを活用しています。大迫傑選手のトレーニングメニューは【大迫傑の具体的なマラソンのランニング練習メニューやコンディショニングの考え方】で詳しく紹介しています。
ぜひランニングマシンを上手に活用してあなたの目標達成に向けて頑張ってくださいね!