モチベーション・考え方

市民ランナーのグランドスラムとは何?難易度や女性は達成できるの?

市民ランナーのグランドスラムという言葉を知っていますか?

 

  • フルマラソンでサブ3
  • フルマラソンでサブ10
  • 富士登山競争の山頂コースを完走

市民ランナーが挑戦できる3つの難解をグランドスラムといいます。

 

グランドスラムは市民ランナーであればいつかは達成したい目標ですよね!この記事では市民ランナーのグランドスラムの難易度について解説していきます。

サブ3・ウルトラマラソンをサブ10・富士登山競走(山頂)完走

市民ランナーのグランドスラムは3つの条件をクリアすると達成したとみなされます。

  • フルマラソン(42.195km)を3時間以内で完走
  • ウルトラマラソン(100㎞)を10時間以内に完走
  • 富士登山競走(山頂の部)を制限時間の4時間半以内に完走

 

グランドスラムは速い(フル)・長い(ウルトラ)・高い(富士山)というすべての要素をクリアすることから由来するとのこと。

 

また、グランドスラムをクリアしても表彰されたり賞品が貰えるわけではありません。獲得できるものは経験と名誉だけです。

しかし、市民ランナーのグランドスラムは市民ランナーの中ではかなり浸透している有名な言葉なので、達成すれば市民ランナーの中でも一目置かれる存在となるのは間違いないでしょう。

 

グランドスラムを達成するには最短でも2シーズン必要

富士登山競走は山頂コースと五合目コースがあります。

 

グランドスラム達成の条件となる山頂コースは、以前に5合目コースを完走した実績がないと応募できません。そのため、最速でも2年かけないと市民ランナーのグランドスラムは達成できません。

 

もちろん、グランド・スラムは市民ランナーの最高峰。マラソンのトレーニングを初めて2年で達成できるほど簡単な難易度ではありません。学生時代に陸上部に所属しブランクなしで継続すればすぐに達成できるのかもしれませんが、運動をしていない期間があるのであれば5年以上はかかると覚悟しておきましょう。

難易度がもっとも高い『サブ3』

市民ランナーのグランドスラムでもっとも難易度が高い条件は「フルマラソンをサブ3」です。というのも、スタミナはトレーニング期間が長いほど少しずつ身についてくるので、年齢を重ねてもクリアしやすい条件です。

 

しかし、サブ3というスピード能力は歳をとるほど達成が難しくなります。マラソン大会では、サブ3を達成する年齢層は20~30歳代が多く、それ以降の年代は徐々に達成率が低くなります。

 

市民ランナーのグランドスラムを目指すのであれば、まずはサブ3に向けたトレーニングを実施するべきです。サブ3が達成できるくらいのレベルになれば、ある程度のスタミナや坂道を登る筋力は備わってきます。

クリック合戦必須。富士登山競争は参加難易度が高い

フルマラソンやウルトラマラソンは全国各地で開催されるので参加するだけならとても簡単。

けれども、富士登山競争だけは年に1度のみ開催されるのでチャンスは1年に1回だけなので、参加すること自体の難易度が高いのです。富士登山競走はインターネットからの先着順。毎年わずか10分程度でエントリー枠が埋まります。

 

年に1度だけの開催で、しかもエントリーしたくてもできない。

市民ランナーのグランドスラム達成には実力だけでなく、運も必要なようです。

女性でもグランドスラムを達成できる?

市民ランナーのグランドスラムは男性にとってもかなり難易度が高いのですが、女性向けのグランドスラムというのはありません。女性も男性と同じ条件をクリアしないとグランドスラム達成とは言えないのです。

 

1年間でフルマラソンを完走した人のうち、サブ3を達成した男性は3%。これでもかなり少ない人数ですが、女性のサブ3達成者はわずか0.3%。【ランナーズへ2018年7月号別冊付録全日本マラソンランキングより】

 

もちろん、女性でもグランドスラム達成は不可能ではありませんが、超難関であることは間違いないでしょう。