ランニング用品

マラソンシューズのサイズは大きめ・小さめを選ぶメリットとデメリット

マラソンで使用するランニングシューズは、練習よりもはるかに長い距離に耐えることができるシューズを選びます。

 

ランニングシューズの重さ、ソールの厚さ、そしてサイズについてよく吟味しなければなりませんが、特にシューズのサイズはどれを選択するのか悩んでしまいますよね。

 

足にぴったりとフィットする小さめのサイズなのか、それとも少しゆとりのある大きめサイズなのか、どちらもメリット・デメリットがあります。

 

ランニングシューズのサイズは縦のサイズと横幅を確認しよう

シューズのサイズには縦のサイズと横幅のサイズがあります。

 

26.0cmのような馴染みのある単位はシューズの縦サイズになります。

横幅のサイズはEEE(3E)といった具合にEの数で表されます。

 

横幅はEEE(3E)からEEEEE(5E)までありますが、ほとんどのシューズはEEE(3E)です。

 

ナイキやアディダスといった海外メーカーは日本人向けに作れれていないため、EEE(3E)でも横幅は細めに作られています。

 

日本人は足のアーチが低い扁平足型が多いので、足の横幅が広い人が多いと言われています。

 

シューズを履いてみて両サイドが窮屈に感じるのであれば、EEEE(4E)以上の横幅がゆったりしているシューズを選択しましょう。

 

スポーツショップの店頭販売ではあまり売れないEEEE(4E)以上のシューズは取り扱っていないことが多いので、ネットショッピングを活用するといいですね。

大きめのランニングシューズを選ぶメリット・デメリット

シューズを履いてみて、つま先にゆとりのある大きめのランニングシューズはつま先や足の甲が痛くなりやすいランナーにおすすめです。

 

サイズが小さめのシューズはシューズとつま先が何度も接触し、爪に内出血が起こることがあります。練習の段階でつま先に痛みがあるようであればつま先がゆったりした大きめのサイズを選択しましょう。

 

大きめサイズのシューズを選ぶデメリットとして、足の裏にマメが出来やすいことが挙げられます。

 

シューズとつま先との間にゆとりがあることで、着地時にシューズ内で足が擦れてしまい、足の裏に摩擦がおきてしまうことが原因。

 

大きめサイズのシューズを選んだ場面には滑り止め機能が付いたソックスを履いておきましょう。

小さめのランニングシューズを選ぶメリット・デメリット

足がぴったりとフィットする小さめのシューズはシューズ内で足が固定されるため、足の裏のトラブル少ないことがメリット。

 

さらにシューズのヒールカップに踵がぴったりと収まることで、足首のケガやランナーに多い足底腱膜炎の予防に効果的です。

 

小さめのシューズのデメリットはつま先のトラブルが多いこと。大会前には爪のケアをしておくとよいでしょう。

【まとめ】ランニングシューズのサイズ感は個人差がある

マラソンで使用するランニングシューズは大きめサイズ・小さめサイズにそれぞれメリットとデメリットがあります。

 

どちらのサイズ感が優れているわけではありません。足の裏にマメができやすかったり、つま先が痛くなりやすいといった事情に合わせて選択しましょう。

 

マラソンシューズは本番前に必ず20km以上の距離を走ってみてトラブルがないか確認しておくと安心です。

 

5~10km程度ではトラブルが起きなくても、20km~30kmの距離でトラブルが起こることが多いので、できる限り本番に近い距離で試すことをおすすめします。