マラソンや陸上競技のトレーニングに参考になる本は多く出版されていますよね。
その中でも、陸上選手が実体験を元に書かれた本は経験談や当時の考え方がリアルに描かれています。
この記事では、陸上競技の選手が実際に書いた本を紹介していきます。
トレーニングやメンタル維持にはもちろん、選手の自伝を小説感覚で読んでも面白いです。
マラソン選手が書いた本
陸上競技の本はマラソン関連の本が圧倒的に種類が豊富です。
一流ランナーと同じトレーニングをすることはなかなか難しいのですが、気持ちのコントロールやトップランナーとしての生き方が学べる良書が多いです。
走って、悩んで、見つけたこと。【大迫傑】
マラソンの日本記録保持者である大迫傑選手の初自伝です。
「僕が走ってきた中で見つけたこと、出会ったこと、現在の僕を形作っているものについて振り返ってみた」
日本の陸上界を牽引し、一見は華やかな存在に見える大迫傑選手ですが、走ることへの不安や苦悩、そして自己コントロールの方法などが赤裸々に描かれています。
文章はもちろん、64ページにわたる写真もみどころ。
ランニングへのモチベーションが飛躍すること間違いなしの一冊です。
大迫傑選手のファンはもちろん、「最近、サボっているなあ」という方は手にとってみることをおすすめします。
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マラソンは毎日走っても完走できない 「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42・195キロ【小出義雄】
指導者として有名な小出監督ですが、現役時代は3年連続で箱根駅伝に出場した名ランナーでした。
小出監督はマラソン関連の多くの書籍を残されていますが、その中でもっとも市民ランナーに人気があるのが『マラソンは毎日走っても完走できない 「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42・195キロ』です。
市民ランナーの初心者にありがちなメリハリのない練習を一蹴してくれる良書。
市民ランナーの教科書とも言える一冊なので、サブ4~サブ5くらいのランナーであればかなり参考になります。
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短距離選手が書いた本
100mの9秒台突入や、リレー競技の躍進により、ようやく世界レベルにまで追いついた日本短距離界。
陸上競技の花形競技でありながら、なかなか世界で勝てなかった経験から「弱者でも勝てる」考え方が紹介されている本が多いことが特徴。
また、ウサイン・ボルト自伝のようなトップランナーの破天荒な人生を見てみるのも楽しいです。
諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない
陸上トラック種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者をした為末選手。
耐える人生か。選ぶ人生か。
前向きに「諦める」ことから、自分らしい人生が開けてくる。
為末選手が陸上の花形競技である100mではなく、400mハードルという種目で世界を目指した経験から、自分が勝てる場所で戦う大切さが語られた一冊。
陸上の指導書というよりは、人生を変える哲学書として読んでみませんか?
▼Kindle版もあり!
走りながらでも読めるオーディオブック版はこちらから!
疾風になりたい 「9秒台」に触れた男の伝言【伊東浩司】
100mで10秒00のアジア記録を持つ伊東浩司選手の自伝。
9秒台に王手をかけるまでの心の葛藤や、コツコツと積み上げていくひたむきなトレーニングへの取り組みが紹介された一冊。
現代のようなトレーニング理論が確立していない時代に、あいまいな「常識」にノーと言える研ぎ澄まされた感性で「トレーニングの常識」に立ち向かった自伝です。
ウサイン・ボルト自伝 (日本語)【ウサイン・ボルト】
流星の如く陸上界に現れ、数々の伝説を残したウサイン・ボルト選手の自伝です。
陸上選手の自伝というのは努力や苦労話がほとんどなのですが、ボルト選手はそれほど練習をしていない、まさに天才。
彼の豪快な人生や考え方を楽しむことができる一冊です。
フィールド競技の選手が書いた
日本ではフィールド競技の認知度がまだまだ低いことが現状。
フィールド競技の選手が書いた本はとても少ないのですが、一冊一冊に選手の思いが深く刻まれた良書が多いことが特徴です。
ゾーンの入り方【室伏広治】
大事な舞台やプレゼンテーションで結果を出すための集中力はどうすれば身に付くのか? 集中状態である「ゾーン」とは何か?というヒントを導き出してくれる本。
「一投にすべてをかける」室伏選手の集中力のコツやここ一番での勝負力が身につきます。