大迫傑選手や設楽悠太選手のようなトップレベルのマラソンランナーは時速20㎞ほどの速さで42.195㎞を走り抜けます。
テレビでのマラソン中継ではそれほど速いように感じませんが、沿道にいる観客が全力で走ってもまったく追いつかない様子が映し出されますよね。
時速20㎞とは1㎞を3分00秒で走る計算になります。
100mであれば約18秒。50mなら約9秒になります。
学生時代に50m走の測定をしたことがありますよね。足の速い人なら6秒台、平均でも7秒台くらいのタイムだったはずです。そう考えると50mを9秒なんてほぼ全力疾走に近いスピードであることがわかります
時速20㎞で5000mを走り切れば高校男子の全国レベル
時速20㎞で5000mを走ると15分でゴールできます。これは高校生の全国大会レベルに匹敵します。箱根駅伝を目指す大学からスカウトがくるレベルです。
社会人の市民ランナーで5000mを15分で走れることができれば、ほとんどのロードレース大会では無双できることでしょう。しかし、スピード練習に特化したトレーニングを積んでいけば、決して届かないタイムではありません。
時速20㎞で1000mを走る方法
5000mを15分走ることはかなり難易度が高いといえます。しかし、1000m(1㎞)であれば時速20㎞、つまり3分で走り切れる市民ランナーは多くいます。
10㎞や5㎞といったロードレースでの入賞を目指すなら、1000mを3分ほどで走れる能力は必須です。これはジョギングだけの練習では達成できないレベルにはなってきます。
スピードを鍛えていくにはインターバルやレペティションといった練習が必須になります。400m×5~10本や1000m×3~5本がよく行われるスピード練習です。
かなり苦しい練習なので1人ではなかなか自分を追い込むことができません。マラソン仲間や地域のランニングクラブに参加して自分よりも速いランナーにペースを引っ張ってもらいましょう。
【まとめ】時速20㎞はかなり速いが、練習すれば誰でも走ることができる
マラソンのトップランナーは42.195㎞を時速20㎞というもの凄いスピードで走り抜けます。私たち市民ランナーは1000mであれば、時速20mで走れる可能性があります。
スピードを鍛えるにはジョギングだけではダメ。インターバルやレペティションといった短い距離を全力で走るトレーニングを取り入れる必要があります。1週間に1回だけでもスピード練習が実施できれば、あなたの走力は格段に力がついてくるでしょう。
1㎞を3分以内はランナーにとってひとつの指標になります。市民ランナーとして活動するならいつか達成してみたいタイムですね!